岡山県議会 > 2015-07-07 >
07月07日-08号

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  1. 岡山県議会 2015-07-07
    07月07日-08号


    取得元: 岡山県議会公式サイト
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    平成27年 6月定例会          ◎ 平成27年6月岡山県議会定例会会議録  第8号〇 平成27年7月7日(火曜日)                  議  事  日  程                  午前10時開議第1 発議第2号条例案~発議第4号意見書案第2 委員長報告第3 採決第4 委員会の閉会中の継続調査及び審査の件第5 議第77号~議第78号      ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                  本日の会議に付した事件日程第1 発議第2号条例案~発議第4号意見書案日程第2 委員長報告日程第3 採決日程第4 委員会の閉会中の継続調査及び審査の件日程第5 議第77号~議第78号      ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~        午前10時開議 ○議長(小野泰弘君)  皆さん,おはようございます。 これより本日の会議を開きます。   ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 発議第2号条例案~発議第4号意見書案 ○議長(小野泰弘君)  日程に入ります。 まず,発議第2号から発議第4号に至る条例案等3件を一括して議題といたします。 職員に件名等を朗読させます。   ~~~~~~~~~~~~~~~   〔 職員朗読 〕発議 番号件   名提 出 先提 出 者2岡山県議会個人情報保護条例の一部を改正する条例案     議会運営委員会安全保障法制慎重審議と、今国会での法案成立を強行しないことを求める意見書案内閣総理大臣 外務大臣 国土交通大臣 防衛大臣 内閣官房長官 衆議院議長 参議院議長住吉良久君   外8名4原発事故避難者への住宅支援の継続を求める意見書案内閣総理大臣 国土交通大臣 復興大臣住吉良久君   外8名   ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野泰弘君)  お諮りいたします。発議第2号条例案は,提案理由の説明を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔 「異議なし」と呼ぶ者あり 〕 ○議長(小野泰弘君)  御異議なしと認めます。よって,発議第2号条例案は,提案理由の説明を省略することに決定いたしました。 本案は,会議規則第40条第2項の規定により,委員会への付託を省略いたします。 お諮りいたします。発議第3号意見書案及び発議第4号意見書案の両案については,いずれも提案理由の説明及び委員会への付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔 「異議なし」と呼ぶ者あり 〕 ○議長(小野泰弘君)  御異議なしと認めます。よって,発議第3号及び発議第4号の両案は,いずれも提案理由の説明及び委員会への付託を省略することに決定いたしました。   ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第2 委員長報告 ○議長(小野泰弘君)  次に,委員会で審査を終了した諸案件全部を一括議題といたします。 委員長の報告を求めます。 総務委員会委員長青野高陽君。   〔 15番 青野高陽君 登壇 〕
    ◆15番(青野高陽君)  総務委員会に付託されました議案10件及び請願陳情4件に対する審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。 まず,予算案の議第62号平成27年度岡山県一般会計補正予算(第1号)は,当初予算編成後の情勢の変化に伴い,早急な対応を必要とするものについて,総額5,300余万円を増額補正するものであり,歳入予算は,国庫支出金6,400余万円などを増額する所要の補正措置を行うものであります。 本委員会関係分は,歳入予算全般に関してであります。 次に,条例案については,行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号等の利用及び特定個人情報の提供に関する条例など5件であります。 次に,諮問案件については,退職手当支給制限処分に係る異議申立て及び審査請求についてのもの2件であります。 最後に,報告案件については,地方税法等の一部を改正する法律の施行に伴う知事の専決処分した岡山県税条例の一部を改正する条例についてのもの1件と食品表示法の施行に伴う知事の専決処分した知事の権限に属する事務の処理の特例に関する条例の一部を改正する条例についてのもの1件であります。 本委員会は,去る7月2日に開催し,関係当局者の出席を求め,条例案件の議第71号及び報告案件の報第3号については,関係する委員会意見を聴取するなど,慎重に審査を行いました結果,これら議案10件のうち,議会の意見を求められた諮第1号及び諮第2号については,全会一致をもって知事意見のとおり棄却するのが妥当であるとの答申を行うべきと決定し,ほかの議案8件については,いずれも適切妥当あるいは必要な措置と認め,全会一致または賛成多数をもって原案を可決または承認すべきものと決しました。 請願陳情4件につきましては,お手元に配付いたしております審査結果報告書のとおり,それぞれ措置すべきものと決しました。 以上,御報告申し上げます。 ○議長(小野泰弘君)  環境文化保健福祉委員会委員長小林孝一郎君。   〔 9番 小林孝一郎君 登壇 〕 ◆9番(小林孝一郎君)  環境文化保健福祉委員会に付託されました議案6件に対する審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。 まず,予算案についてであります。 議第62号平成27年度岡山県一般会計補正予算(第1号)のうち,本委員会関係分は,環境文化部関係で,鹿及びイノシシの捕獲を推進するための経費2,700余万円,海ごみの回収,処理,発生抑制に係る事業等に要する経費500余万円の増額を行うものであります。 条例案は,岡山県社会福祉施設等耐震化等臨時特例基金条例を廃止する条例及び児童福祉法に基づく児童福祉施設の設備及び運営の基準を定める条例の一部を改正する条例など5件であります。 本委員会は,去る7月2日に開催し,関係当局者の出席を求め,慎重に審査を行いました結果,これら議案6件は,いずれも適切妥当あるいは必要な措置と認め,全会一致をもって原案を可決すべきものと決しました。 また,請願1件及び陳情2件につきましては,お手元に配付いたしております審査結果報告書のとおり,措置すべきものと決しました。 以上,御報告申し上げます。 ○議長(小野泰弘君)  産業労働警察委員会委員長小林義明君。   〔 12番 小林義明君 登壇 〕 ◆12番(小林義明君)  産業労働警察委員会に付託されました議案3件に対する審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。 事件案件は,議第64号,議第65号及び議第66号で,いずれも水島港玉島地区への企業立地に伴う公有財産の処分についての3件であります。 本委員会は,去る7月2日に開催し,関係当局者の出席を求め,慎重に審査を行いました結果,本件は適切妥当な措置と認め,全会一致をもって原案を可決すべきものと決しました。 また,陳情1件につきましては,お手元に配付いたしております審査結果報告書のとおり,措置すべきものと決しました。 以上,御報告申し上げます。 ○議長(小野泰弘君)  農林水産委員会委員長渡辺吉幸君。   〔 26番 渡辺吉幸君 登壇 〕 ◆26番(渡辺吉幸君)  農林水産委員会に付託されました議案1件に対する審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。 議第62号平成27年度岡山県一般会計補正予算(第1号)についてでありますが,本委員会関係分は,国庫補助事業内示額確定に伴い1,900余万円を増額補正するものであります。 本委員会は,去る7月2日に開催し,関係当局者の出席を求め,慎重に審査を行いました結果,本案は必要な措置と認め,全会一致をもって原案を可決すべきものと決しました。 以上,御報告申し上げます。 ○議長(小野泰弘君)  土木委員会委員長池本敏朗君。   〔 25番 池本敏朗君 登壇 〕 ◆25番(池本敏朗君)  土木委員会に付託されました議案1件に対する審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。 議第63号工事請負契約締結の変更についてでありますが,本案は地域高規格道路美作岡山道路県道佐伯長船線公共道路工事トンネル工)の工事請負契約を変更し,締結するものであります。 本委員会は,去る7月2日に開催し,関係当局者の出席を求め,慎重に審査を行いました結果,本案は必要な措置と認め,全会一致をもって原案を可決すべきものと決しました。 以上,御報告申し上げます。 ○議長(小野泰弘君)  以上をもって委員長の報告は終了いたしました。   ~~~~~~~~~~~~~~~ △討論 ○議長(小野泰弘君)  これより討論に入ります。 討論の通告がありますので,順次発言を許します。 発言時間は10分以内と定めます。 37番横田えつこ君。   〔 37番 横田えつこ君 登壇 〕 ◆37番(横田えつこ君)  おはようございます。 民主・県民クラブ横田えつこです。 会派を代表いたしまして,今議会に提案されました陳情請願並びに意見書について私どもの意見を申し上げます。 まず,発議第3号安全保障法制慎重審議と、今国会での法案成立を強行しないことを求める意見書案についてです。 この意見書は,請願第2号,陳情第2号,陳情第4号,陳情第6号,安保関連法案に反対し,慎重審議や廃案を求める等の意見書の提出を求めるものと趣旨としてはほぼ同様の内容ですので,一括して討論をいたします。 安保関連法案について,衆院憲法審査会では,自民党が推薦した参考人を含めて3人の憲法学者全員安保法案を違憲と述べました。3人以外にも,全国の憲法学者200人以上が安保法案に反対する声明を出しています。一方,合憲だと主張する憲法学者はわずかです。さらに,衆院特別委参考人質疑が行われ,歴代内閣法制局長官のうち2人が安保法案違憲性を指摘しております。そのことは国民の中にも浸透しつつあります。共同通信の調査では,安保法案に反対する人は58.7%,ちなみに賛成は27.8%,法案を違憲とする回答も56.7%に達し,法案の今国会成立に反対も63.1%に上っています。しかも,国会審議が進むにつれて,そのポイントは上昇しています。国会審議中の法案を成立前に多くの国民が違憲と評価するなど,これはまさに異常事態です。その国民の声に真摯に向き合うべきときです。しかし,丁寧な説明をするという安倍首相は,一方的に自分の主張を繰り返すのみで,理を尽くして相手を説得しよう,国民に納得してもらおうという姿勢は見られません。さらに,唖然とさせられたのは,安倍首相に近い自民党若手議員党本部で開いた会合での発言です。政府の姿勢に批判的な報道は潰してしまえとの発言が堂々とまかり通っているのです。 国家が都合の悪い情報を統制し,多様な意見が封じられ,破滅的な戦争へと突き進んだのはたった75年前のことです。日本国憲法が言うのは,政府の行為によって戦争は起こるということです。日本国憲法は,ファシズムと軍国主義への反省から平和を維持し,専制と隷従,圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において,名誉ある地位を占めたいと宣言しております。平和を守ること,そして専制政治や弾圧や不寛容をなくし,民主的な社会をつくり出すことが私たちの課題であるとしているのです。 今,平和が,そして民主主義が危機に瀕しています。このまま安全保障法案を成立させることは,この国の道を誤ることです。各地の自治体議会からも次々と意見書が提出されています。6月20日のNHK報道では,全国の地方議会のおよそ14%に当たる246の議会から提出され,国会に受理されています。そして,その内容は,安保法案に賛成の立場が3つの議会,反対の立場が181の議会,慎重な審議を求めるものが53の議会となっています。先日,7月1日にも赤磐市議会安保法案慎重審議を望む意見書提出が可決されたところです。この国の根本方針が変更されようとしているとき,岡山県議会も県民を代表する立場としてきちんと声を上げるべきです。意見書並び請願陳情の採択をお願いいたします。 同じく,発議第4号原発事故避難者への住宅支援の継続を求める意見書案。 これは,福島県が自主避難者への住宅無償支援を2017年3月で打ち切る方針を決めたことに対して,抜本的,継続的な住宅支援が可能となる立法の措置を求めるものです。自主避難者は,政府による避難指示区域外から避難したとして自主と呼ばれていますが,みずから望んでわざわざ避難生活を選んだ人はいません。放射能による健康被害に不安を持ち,避難生活を選択せざるを得なかったのです。避難者の中には仕事を失ったり家族が分かれて生活するなど,その精神的,経済的負担ははかり知れないものがあります。しかしながら,東京電力から受けている賠償額は不十分であり,自治体から無償で提供されている住宅は,避難生活を続けるための重要な支えとなっています。原発事故さえなかったら普通に暮らしていた人々が普通に幸せに暮らしていくために,政府は支援を行うべきです。 次に,陳情第3号精神科以外の診療科を受診した精神障害者への医療費自己負担軽減策を求めることについて。 重度の心身障害者及び知的障害者においては,診療内容を問わず,重度心身障害医療費公費負担が受けられます。しかし,障害者基本法で3障害が一体となったにもかかわらず,精神障害者だけがこの制度の対象となっておりません。障害者基本法の趣旨を鑑みると,精神障害者の方々も診療内容を問わず医療費の軽減が受けられるよう採択を求めます。 次に,陳情第1号働き過ぎの防止と良質な雇用の確立を求める意見書の採択についてです。 根拠となる労働基準法改正案審議入り前であり,労働派遣法改正法は6月19日に衆議院を通り,参議院に送られています。いずれにいたしましても,これは労働者にとっては長時間労働や派遣労働常態化が懸念される改悪でしかない法案です。近年,ヨーロッパでは時間政策,タイムポリシーという政策転換が社会的に進められているといいます。時間政策とは,人々の労働時間を減らし,その分を地域や家族,コミュニティー,また自然,社会貢献などに関する活動に充てる,つまり時間を再配分して,それを通じて全体として働きつつ暮らしつつ,生活の質を高めていこうという政策です。こうした流れの中にあって,競争原理コスト意識に基づく2法案は,労働者の生活全体の質を高めようとしない全く逆行したものです。陳情の採択を求めます。 次は,教育についての陳情第7号高校無償化給付制奨学金創設陳情第8号35人以下学級を求めるものについてです。 子供の貧困化に対する就学の保障は重要な施策です。少子・高齢が進む将来社会を担う高校生や大学生のための教育支援として,養育者の所得にかかわらず高校を無償化し,給付制度を拡大するための予算化は国の責務と考えます。そしてまた,一人一人に目配りし,気配りし,行き届いた教育を実践するためには,全てに35人以下学級の早期実現がどうしても必要です。いずれも採択を求めます。 最後に,請願第5号岡山県議会議員選挙における選挙公報の配布についてです。 次期県議会議員選挙には,必ず選挙公報の発行を行うべきと私たち民主県民クラブは考えております。もちろん,その一方で請願の内容については考え方の整理がまだ必要な部分もありますので,請願第5号は委員長報告のとおり継続審査にすべきと考えております。 以上,討論を終わります。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(小野泰弘君)  41番山田総一郎君。   〔 41番 山田総一郎君 登壇 〕 ◆41番(山田総一郎君)  公明党岡山県議団山田総一郎でございます。 私は,今議会で審議いたしました請願陳情並びに先ほど提案されました意見書案などの主なものにつきまして,公明党岡山県議団としての考えを述べさせていただきます。 現在,国会において平和安全法制が審議されております。今の日本を取り巻く世界の情勢は,弾道ミサイル国際テロ,サイバーテロ等々の脅威にさらされており,その脅威は深刻なものであります。こうした中,日本の国土,国民の命と財産を守るのは政治の最も大切な使命であり,どのような状況であっても対応できる,すき間のない安全保障体制を構築することは国会の責務であります。今回の法整備の大きな目的は,日ごろから十分な備えにより抑止力を高めることによって紛争を未然に防ぎ,一方で国際社会の平和と安全に対する貢献を果たすことで日本の平和と繁栄を維持することにあります。今回,新3要件を設けることにより,自衛隊武力行使について自国防衛の自衛の措置に限って許される政府の憲法9条解釈の根幹を維持しております。また,自衛隊海外派遣海外派遣の3原則を盛り込み,後方支援外国軍隊武力行使と一体化しないように厳格な歯どめを定めております。我が国は,日本国憲法の前文で世界平和の達成に全力を尽くすことを誓っておりますが,その精神を具体的に国際社会にわかるような法律や制度がありませんでした。それを初めて立法化するのが現在行われている国会での審議であります。 東京財団上席研究員渡部恒雄氏は,日本の主な安全保障関連の法律は現在の国際環境に適応しておらず,何かあった場合に機能するか不安な点が多かった。法案はこうした矛盾を解消し,日本の防衛や地域の安定に責任ある形で取り組むことを明確にした歴史的にも重要で画期的なものだと評価する。全ての法案が専守防衛以上のことはしないという憲法9条の精神に貫かれており,憲法の理念を堅持していると述べられております。 平和安全法制は,日本の抑止力を高めるためのものであり,戦争法案ではありません。国際平和実現への貢献と日本の安全のためにも,一日も早い法案の成立を望むものであります。したがって,平和安全法整備に反対する趣旨の請願第2号,陳情第2号,陳情第4号,陳情第6号については,不採択を求めるものであります。 また,同じ理由により,安全保障法制慎重審議と,今国会での法案成立を強行しないことを求める意見書案についても,不採択を求めるものであります。 次に,陳情第3号は,精神科以外の診療科を受診した精神障害者への医療費自己負担軽減策を求めております。 昨年11月議会におきまして,我が党の代表質問でも指摘をいたしましたが,既に北海道,神奈川県,山梨県を初めとする14の道府県で段階的にこの取り組みが始まっており,我が県においても入院治療身体疾患の治療についても岡山県心身障害者医療費公費負担制度の対象にすべきであり,採択を求めます。 次に,「国の責任による35人以下学級の前進」を求める陳情第8号につきましては,かねてより公明党は少人数学級及び少人数教育の一層の定着化を図り,子供たち一人一人の個性や学習状況に応じたきめ細やかな教育を推進することを主張しており,今回の統一地方選挙でも重点政策に掲げている事項でありますので,採択を求めます。 次に,原発事故避難者への住宅支援の継続を求める意見書案につきましては,自主避難者への住宅の無償提供の期限を福島県が独自の判断で決定したことであり,我が県がそのことについて意見を述べることはふさわしくないと考えますので,不採択を主張するものであります。 以上,今議会に提出されている議案の主なものについて,公明党岡山県議団としての意見を述べさせていただきました。皆様の御賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(小野泰弘君)  20番氏平三穂子君。   〔 20番 氏平三穂子君 登壇 〕 ◆20番(氏平三穂子君)  皆さん,こんにちは。 日本共産党氏平三穂子でございます。 私は団を代表いたしまして,本議会に提出された議案2件,請願2件,陳情8件につきましては,委員長報告に対し反対の立場で意見を述べさせていただきます。 まず,議第69号は,岡山県税条例及び岡山県税条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例であります。 この改正は,消費税10%への増税先送りを前提に,法人税引き下げ代替財源として外形標準課税の拡大を行うということです。外形標準課税の拡大は,赤字企業への負担がますます増し,人件費などコストの圧縮を招き,雇用の安定化や賃上げにマイナスの影響を与える可能性が大いにあります。この条例対象者は企業,資本金1億円以上とされていますが,さらに拡大についても言及されていることもあり,この条例には反対をいたします。 次に,議第71号行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号等の利用及び特定個人情報の提供に関する条例,いわゆるマイナンバー制の活用には反対をいたします。 マイナンバー制の目的とは何でしょうか。国民の利便性向上では全くありません。国が国民の所得,資産を効率的に掌握し,徴税を強化すると同時に,過剰な社会保障給付を受けていないかなどチェックをするためなのです。また,個人情報の詰まったマイナンバーには,情報流出の大きなリスクを抱えています。まず1つのリスクは100%情報漏えいを防ぐ完全なシステムの構築は不可能だということ,2つ目は意図的に情報を盗み売る人間がいるということ,3つ目は一度漏れた情報は流通,販売され,もう取り返しがつかなくなるということ,4つ目はこの情報というのは集積されればされるほど利用価値が高まり,攻撃をされやすくなる,こういう4つの大きなリスクを抱えているのがマイナンバー制です。国民にも企業にも全く恩恵はなく,むしろ個人情報の流出によってもたらされる被害のほうがはるかに深刻なマイナンバー制に我が党は反対の立場から,この議案にも当然反対をいたします。 次に,お待たせいたしました,請願陳情について採択を求める立場から意見を述べます。 まず,請願第2号,陳情第2号,陳情第4号,陳情第6号は,いずれも安全保障関連法案に反対する意見書を提出するよう求めるものであり,採択すべきです。この法案平和安全法制を標榜はしておりますけれども,その内容は日本の国の平和とも国民の安全とも全く無縁であります。米国が世界で行う戦争に対して,いつでもどこでもどんな戦争でも自衛隊が参戦,支援するための法案,だから我々は戦争法案と呼んでいるわけです。それが正体であります。この間,国会審議を通して明らかになった1つは,審議をすればするほど違憲性が明瞭になったということです。戦闘地域での兵たん,集団的自衛権,戦乱が続く地域での治安活動,どれもが憲法に違反する武力行使ということです。歴代法制局長官自衛隊海外派遣を担ってきた政府の元高官からも違憲という声が日に日に広がっています。2つ目は,審議をすればするほど国民世論にも反対が広がっているということです。どの世論調査を見ても,5から6割が違憲,そして今国会での成立には7から8割が反対という結果が出ています。地方議会では,200を超える議会で反対または慎重審議をすべきだと採択が行われています。県下では,自衛隊の拠点である奈義町,そして赤磐市の議会で慎重審議を求める意見書が採択をされ,和気町議会では反対という意見書も採択をされています。圧倒的な憲法違反というこの声,この法案に反対という国民世論を踏まえて,戦争法案である安保関連法案憲法違反だということで,断固廃案にすべきです。 皆さん,武力では平和は決してつくれません。日本共産党は,北東アジア平和協力構想の実現を提案しており,皆さん,憲法9条に基づいて,それこそ平和外交こそが必要だ,こういう立場で外交を進めるべきだと私どもは考えておりまして,この4つの意見書については採択を求めます。 次に,陳情第5号年金削減の取りやめと最低保障年金制度などの実現を求めることについては採択を求めます。 生活保護世帯がふえています。しかも,その4割は高齢者世帯です。日本の年金が余りにも少なく,もう生活ができないのです。その少ない年金をさらに削減するなどとんでもありません。また,少ない年金でも国庫負担による最低保障年金制度ができれば,多くの高齢者が年金だけで暮らしていくことができます。ぜひ採択をお願いいたします。 次に,陳情第3号精神科以外の診療科を受診した精神障害者への医療費自己負担軽減策を求めることについても採択を求めます。 精神障害者の多くは,8万円程度の障害者年金で生活をされています。精神科以外の医療にかかれば,医療費は一律3割負担です。とても重い負担を強いられています。身体や知的障害者は自己負担の軽減措置があり,障害者基本法の成立で身体,知的,精神障害が3障害一体となったにもかかわらず,精神障害者だけが対象にならないというのは矛盾をしているとお考えではないでしょうか。ぜひ採択を求めます。 以上で討論を終わります。ありがとうございました。よろしくお願いをいたします。 ○議長(小野泰弘君)  これをもって討論を終結いたします。   ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第3 採決 ○議長(小野泰弘君)  これより採決に入ります。 まず,議第69号岡山県税条例及び岡山県税条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例,議第71号行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号等の利用及び特定個人情報の提供に関する条例,以上2件を一括して起立により採決いたします。 2件に対する委員長の報告はいずれも可決であります。 2件はいずれも委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔 賛成者起立 〕 ○議長(小野泰弘君)  御着席願います。 起立多数であります。よって,2件はいずれも委員長の報告のとおり可決いたしました。 次に,陳情第5号を起立により採決いたします。 本件に対する委員長の報告は不採択であります。 本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔 賛成者起立 〕 ○議長(小野泰弘君)  御着席願います。 起立多数であります。よって,本件は委員長の報告のとおり決定いたしました。 次に,請願第2号,陳情第1号,陳情第2号,陳情第4号,陳情第6号及び陳情第7号,以上6件を一括して起立により採決いたします。 6件に対する委員長の報告はいずれも不採択であります。 6件はいずれも委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔 賛成者起立 〕 ○議長(小野泰弘君)  御着席願います。 起立多数であります。よって,6件はいずれも委員長の報告のとおり決定いたしました。 次に,陳情第3号及び陳情第8号を一括して起立により採決いたします。 両件に対する委員長の報告はいずれも不採択であります。 両件はいずれも委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔 賛成者起立 〕 ○議長(小野泰弘君)  御着席願います。 起立多数であります。よって,両件はいずれも委員長の報告のとおり決定いたしました。 次に,発議第3号安全保障法制慎重審議と、今国会での法案成立を強行しないことを求める意見書案及び発議第4号原発事故避難者への住宅支援の継続を求める意見書案の両案を一括して起立により採決いたします。 両案はいずれも原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔 賛成者起立 〕 ○議長(小野泰弘君)  御着席願います。 起立少数であります。よって,両案はいずれも否決されました。 次に,ただいままでに議決いたしました議案2件,請願1件,陳情8件,発議案2件を除く諸案件全部を一括して採決いたします。 お諮りいたします。諸案件のうち,発議案1件は原案どおり,その他の諸案件は全て委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。   〔 「異議なし」と呼ぶ者あり 〕 ○議長(小野泰弘君)  御異議なしと認めます。よって,諸案件のうち,発議案1件は原案どおり可決,その他の諸案件は全て委員長の報告のとおり決定いたしました。   ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第4 委員会の閉会中の継続調査及び審査の件 ○議長(小野泰弘君)  次に,委員会の閉会中の継続調査及び審査の件を議題といたします。 各常任委員会議会運営委員会委員長から,会議規則第76条の規定により,お手元に配付いたしております「閉会中の継続調査・審査事件一覧表」のとおり,閉会中の継続調査及び審査の申し出があります。 まず,請願第4号を起立により採決いたします。 本件は委員長から申し出のとおり閉会中の継続審査に付することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔 賛成者起立 〕 ○議長(小野泰弘君)  御着席願います。 起立多数であります。よって,本件は委員長から申し出のとおり閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。 次に,請願第5号を起立により採決いたします。 本件は委員長から申し出のとおり閉会中の継続審査に付することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔 賛成者起立 〕 ○議長(小野泰弘君)  御着席願います。 起立多数であります。よって,本件は委員長から申し出のとおり閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。 次に,請願第3号を起立により採決いたします。 本件は委員長から申し出のとおり閉会中の継続審査に付することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔 賛成者起立 〕 ○議長(小野泰弘君)  御着席願います。 起立多数であります。よって,本件は委員長から申し出のとおり閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。 次に,お諮りいたします。ただいま議決いたしました請願3件を除く諸案件全て委員長から申し出のとおり閉会中の継続調査に付することに御異議ありませんか。   〔 「異議なし」と呼ぶ者あり 〕 ○議長(小野泰弘君)  御異議なしと認めます。よって,諸案件は全て委員長から申し出のとおり閉会中の継続調査に付することに決定いたしました。   ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第5 議第77号~議第78号 ○議長(小野泰弘君)  次に,議第77号副知事の選任同意について及び議第78号収用委員会委員の任命同意についての両件を一括して議題といたします。 知事から,提案理由の説明を求めます。 伊原木隆太君。   〔 知事 伊原木隆太君 登壇 〕 ◎知事(伊原木隆太君)  ただいま追加上程されました人事案件につきまして御説明申し上げます。 副知事のうち1名が退職することに伴う後任の副知事の選任についてのもの並びに収用委員会委員のうち1名が平成27年7月19日をもって任期満了となることに伴う後任委員の任命についてのものであります。 いずれも,お手元議案所載の方々を最適任と存じまして,選任及び任命の御同意をいただきたく,提案申し上げた次第であります。何とぞ慎重御審議の上,適切な議決を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(小野泰弘君)  お諮りいたします。両件はいずれも委員会への付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔 「異議なし」と呼ぶ者あり 〕 ○議長(小野泰弘君)  御異議なしと認めます。よって,両件はいずれも委員会への付託を省略することに決定いたしました。 議第77号副知事の選任同意について及び議第78号収用委員会委員の任命同意についての両件を一括して採決いたします。 お諮りいたします。両件はいずれもこれに同意することに御異議ありませんか。   〔 「異議なし」と呼ぶ者あり 〕 ○議長(小野泰弘君)  御異議なしと認めます。よって,両件はいずれもこれに同意することに決定いたしました。   ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野泰弘君)  以上をもって今期定例会の議事は全て終了いたしました。   ~~~~~~~~~~~~~~~ △知事の挨拶 ○議長(小野泰弘君)  この際,知事の御挨拶があります。伊原木隆太君。   〔 知事 伊原木隆太君 登壇 〕 ◎知事(伊原木隆太君)  閉会に当たりまして,一言御礼の御挨拶を申し上げます。 県議会の皆様方におかれましては,提案いたしました諸議案につきまして,終始御熱心に御審議いただき,それぞれ適切な議決を賜りまして,まことにありがとうございました。 今議会を通じていただきました県政各般にわたる貴重な御意見につきましては,今後の県政に十分反映させてまいりたいと存じます。 おかやま創生につきましては,これを力強く推進する立場から,少子化対策や産業振興策など多岐にわたって多くの有意義な御意見や御提案をいただいたところであり,今後の戦略策定に生かしてまいりたいと存じます。 また,少子化対策,子育て支援につきましては,8月に開所するおかやま出会い・結婚サポートセンターを核として,結婚を希望する若者のサポートに取り組むとともに,5月に本県で開催した日本創生のための将来世代応援知事同盟サミットでのおかやま声明を踏まえ,私みずからが行ったイクボス宣言を企業へ広めるなど,市町村や企業等と連携しながら,若者の希望がかなう社会の実現に向け取り組んでまいりたいと考えております。 今後とも,県政の基本目標である生き活き岡山の実現を目指し,県議会を初め県民の皆様とともに取り組んでまいる所存でありますので,皆様方の格別の御支援と御協力を心からお願い申し上げ,簡単ではございますが,閉会に当たりましての御礼の御挨拶とさせていただきます。   ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小野泰弘君)  これをもって平成27年6月岡山県議会定例会を閉会いたします。        午前10時46分閉会〇 平成27年7月7日(火曜日)出席議員   1番 須増 伸子君     2番 鳥井 良輔君     3番 高橋  徹君   4番 花房  尚君     5番 河野 慶治君     6番 渡辺 知典君   7番 福島 恭子君     8番 山本 雅彦君     9番 小林孝一郎君  10番 市村  仁君    11番 上田 勝義君    12番 小林 義明君  13番 中塚 周一君    14番 江本 公一君    15番 青野 高陽君  16番 太田 正孝君    17番 木口 京子君    18番 中川 雅子君  19番 三宅 和広君    20番 氏平三穂子君    21番 森脇 久紀君  22番 荒島 俊造君    23番 柳田  哲君    24番 高原 俊彦君  25番 池本 敏朗君    26番 渡辺 吉幸君    27番 小倉 弘行君  28番 加藤 浩久君    29番 遠藤 康洋君    30番 蜂谷 弘美君  31番 神宝 謙一君    32番 西岡 聖貴君    33番 波多 洋治君  34番 久徳 大輔君    35番 高橋 戒隆君    36番 蓮岡 靖之君  37番 横田えつこ君    38番 住吉 良久君    39番 笹井 茂智君  40番 増川 英一君    41番 山田総一郎君    42番 高橋 英士君  43番 佐古 信五君    44番 佐藤 真治君    45番 井元乾一郎君  46番 伊藤 文夫君    47番 小田 圭一君    48番 渡辺 英気君  49番 内山  登君    50番 小野 泰弘君    53番 河本  勉君  54番 岡崎  豊君    55番 小田 春人君    56番 天野  学君  57番 千田 博通君           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~出席した事務局職員  事務局長     石原 伸一         次長       河井 伸充  議事課長     米戸 健浩         政務調査室長   渡邊 謙二  議事課長代理   新堂 俊文         議事課長補佐   水内 均彦  議事課主事    二木 悠介           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~説明のため出席した者知事部局  知事       伊原木隆太君        副知事      足羽 憲治君  副知事      木幡  浩君        公営企業管理者  佐藤 兼郎君  危機管理監    松尾 茂樹君        総合政策局長   谷本 欣也君  知事室長     上原  毅君        総務部長     佐藤 一雄君  総務部次長    水田 健一君        県民生活部長   亀森 敏宏君  環境文化部長   大本 裕志君        保健福祉部長   伯野 春彦君  産業労働部長   桐野 伸一君        農林水産部長   京  博司君  土木部長     三村富士男君        出納局長     渡邊 知美君教育委員会  教育長      竹井 千庫君        教育次長     内田 広之君公安委員会  委員長      難波 正義君        警察本部長    斉藤 良雄君  警務部長     金高 弘典君人事委員会  委員長      森  義郎君        事務局長     山本 哲也君監査委員  代表監査委員   與田 統充君        事務局長     守本  堅君選挙管理委員会  委員長      岡本 研吾君...